2022年3月15日
前回の記事:Amazon Elastic Load Balancingで固定IPアドレスを使用する
こんにちは、阿形です。
今回は前回検討したAmazon Elastic Load Balancingで固定IPアドレスを使用する方法のうちの一つを実際に設定してみます。NLBを使用する方法と、Global Acceleratorを使用する方法がありましたが、今回はGlobal Acceleratorを使用してやってみます。なぜかというと、新規設定する場合だとこちらのほうがとても簡単だからです。
前回の記事で書いたように、Global Acceleratorは基本的にALBと組み合わせて使用しますので、まずはALBを作成してみます。が、実はALBの設定時に同時にGlobal Acceleratorを設定することが可能になっています。
まずは通常のALBの作成と同様に作業を進めます。
ALBで必要となるVPC、Security Group、Target Groupは作成が終わっているものとします。
以上の手順で、Application Load BalancerとGlobal Acceleratorが同時に設定されます。設定された固定IPアドレスを確認してみましょう。
このように、ALBとGlobal Acceleratorを同時に設定すると非常に簡単です。なお、すでに設定されたALBに対してあとからGlobal Acceleratorを使用することも可能です。
また、ALBを使用せず、EC2インスタンスやElastic IP addressをGlobal Acceleratorのエンドポイントとして指定することも可能です。
次回はNLBを用いた設定を取り上げようと思います。