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インターステラ株式会社の技術ブログです

Amazon Elastic Load Balancingで固定IPアドレスを使用する – NLBでの設定

前回の記事:Amazon Elastic Load Balancingで固定IPアドレスを使用する

こんにちは、阿形です。

今回は前回検討したAmazon Elastic Load Balancingで固定IPアドレスを使用する方法のうちNetwork Load Balancer(NLB)を使用する方法をやってみます。

必要な設定をすべて説明すると長くなりすぎるので、NLBのターゲットとなるApplication Load Balancerは作成が終わっているものとします。

Elastic IPの割り当て

まずはじめに、NLBに設定する固定IPとなるElastic IPを割り当てます。

  1. AWSマネジメントコンソールにログインします。
  2. EC2を開きます。
  3. 左側メニューからElastic IPsを開きます。
  4. 「Elastic IP を割り当てる(Allocate Elastic IP address)」をクリックします。
  5. 設定はデフォルトのままで右下の「割当(Allocate)」ボタンをクリックします。このとき割り当てられたIPアドレスがNLBに設定する固定IPアドレスとなります。

Target Groupの作成

続いてNLBで使用するTarget Groupを作成します。

  1. 左側メニューから「ターゲットグループ(Target Groups)」を開きます。
  2. 「ターゲットグループの作成(Create target group)」をクリックします。
  3. 「ターゲットタイプの選択(Choose a target type)」でApplication Load Balancerを選択します。
  4. 「ターゲットグループ名(Target Group Name)」は任意のものを入力します。
  5. VPCはALBのものと同じVPCを選択します。
  6. 「次へ(Next)」ボタンをクリックします。
  7. Application Load BalancerでターゲットにするALBを選択します。選択したら「ターゲットグループの作成(Create target group)」をクリックします。

NLBの作成

最後にNLBを作成します。

  1. 左側メニューからロードバランサー(Load Balancers)を開きます。
  2. 上部の青いボタン「ロードバランサーの作成(Create Load Balancer)」をクリックします。
  3. ロードバランサータイプの選択(Select load balancer type)で、Network Load Balancerの下の「作成(Create)」ボタンをクリックします。
  4. Network Mappingの中のVPCで、NLBを配置するVPCを選択します。
  5. 同じくNetwork Mappingの中のMappingsで、Availability Zoneを選択します。Availability Zoneのチェックボックスにチェックを入れると、SubnetとIPv4 settingsの設定が表示されるので、それぞれを設定します。このとき、IPv4 settingsは「Elastic IPの使用(Use an Elastic IP address)」を選択し、上記で設定したElastic IPを選択します。
  6. Listeners and routingでListenerを設定します。Default actionに上記で設定したターゲットグループを選択します。
  7. 「ロードバランサーの作成(Create load balancer)」をクリックします。

以上で設定は完了です。

なお今回はALBを利用する前提で設定しましたが、ALBの持つ機能が不要である場合は、NLBから直接インスタンス等をターゲットグループにすることもできます。

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