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インターステラ株式会社の技術ブログです

Google Cloud Architect認定試験を受けてきました

こんにちは。インターステラの阿形です。

年の瀬も迫った12月28日、ちょっと事情がありまして急遽Google Cloud Architect認定試験を受けてきました。
これから受けられる方の参考に、受験してみての所感など書いてみようと思います。
具体的な試験問題について書くのは規約上NGなので、全体的な傾向と対策についてをメインにしてみます。

試験制度について

私は以前の試験制度で、CP300というものは受けていました。
その当時はGCPの各機能毎にCompute Engine、App Engine、Cloud Storage、Cloud SQL、BigQueryと5つのジャンル別の試験を受ける必要があり、またその内容もかなり突っ込んだ、実際に使っていないとなかなか難しい試験内容でした。
で、その時はAppEngineだけ落とし、その後試験制度が大幅に変わったので、どうしたものやらと思いながらもそのままにしていました。

しかし、またもや試験制度に大きな変更がありまして、GCPに関しては

  • Cloud Architect
  • Data Engineer
の2本立てとなったとのこと。
(あと、G Suiteの試験もあります。詳しくはこちらを参照してください)
CP300のときは内容が難しい一方、試験中の資料参照がOKで、その点は楽な面もありましたが、それ以降は資料は一切参照不可となりました。
もちろん今回の試験も資料の参照は不可です。
今回私が受けてきたCloud Architectは、GCP全般の知識を求められるものです。
なので、GCPの全機能について把握している必要があります。
一方、Data Engineerはデータ収集、分析に特化したものです。
BigQueryとかMachine Learningとかが中心になるようですね。

試験対策

まず、どんな問題が出るのか把握するため、模擬試験を受けてみました。
これは誰でもすぐに受けられますので、一度腕試しをしてみると良いと思います。
ざっと一通りやってみた感じ、正答率は50%ぐらいでした。
このままだとちょっと厳しいかなという感じ…。
不足分を補う必要性を感じました。

自身の問題点を考察

模擬試験をやってみたら、自身の問題点がある程度把握できました。
一番大きな問題は、CP300を受けたあとで、GCPに追加されたり変更された機能や仕様について、あまり把握できていなかった点です。
一方、CP300と異なり重箱の隅をつつくような問題は全く出てこないので、概要だけ把握すれば十分というのは実感しました。

出題傾向を考察

続いて出題傾向を考えてみました。
模擬試験を受けてみての感想は、「なんか回りくどい文章が多い」という印象でした。
ですが、問題文に対する回答は、CP300の時と同様に選択肢から回答を選ぶ形式で変化はなく、回答自体はシンプルなものでした。
要するに、文章にノイズが多いので、それをうまく取り除いて問題で問われている部分にフォーカスする必要がある、ということです。
ノイズの中に重要なキーワードが織り交ぜられているので、それを見落とすと選択肢を間違えてしまうので、そのあたりはちょっと訓練が必要と感じました。
こうなるとGCPの知識の問題ではなく、試験テクニックになってきますね。

実際にやった対策

上記を受け、以下のような対策を行いました。
  1. GCP各機能について概要を把握(特に以下の項目)
    • 使用目的
    • 特徴 (例えばBigQueryならビッグデータにSQLでアクセスできるなど)
    • 制限 (例えばGCSのMultiRegional、RegionalやNearline、Coldlineの制約)
  2. 模擬試験の問題を見て、出題文言の癖を分析
個人的事情ですが、試験まで勉強する時間的余裕が全くというぐらいなかったので、実際に上記の対策をやったのは試験前日深夜に4〜5時間ぐらいでしょうか。
正直、受かる気は全くしません…。

試験

試験は全国にある指定された試験会場で行います。
Webで試験費用を支払い、会場を予約します。
今回年末というのもあってか、東京の会場が予約できず、ちょっと急ぎで取る必要もあったので、なぜか名古屋で受験となりました…。
会場はこの手のオンライン試験サービスをやっているところのようで、自分が行ったときは私一人だけでした。
一応13:00からと予約はしていましたが、早めに着いたらすぐに始めても大丈夫ということなので、いまさらあがいても無駄だろうとすぐに開始しました。
実際の試験を受けてみての感想は、
「手応えがわからない」
CP300のときはものすごい細かい機能のことまで問われる問題でしたが、きちんと理解してさえいれば、これは絶対この選択肢だよね、という実感がありました。
ですが、今回のCloud Architectは「設計」について問われているせいもあると思いますが、「これが正しそうだけど、これでもおかしくはないよな…」という選択肢がとても多いです。
なので、CP300のときは「あ、これは受かったな」とか、逆に「あ、これは落ちたな」という実感があったんですが、今回は「うーん、どうなんだろう…」というあやふやな感じでした。
結果的に時間ギリギリまで粘って問題を3回見返しましたが、最後まで実感は持てず…。

結果発表

結果は試験が終わると「即」出ます。
ほんとに文字通りで、試験終了後、結果画面に遷移する1秒未満で結果が表示されます。
CP300のときも思いましたが、「ちょっとは心の準備させてよ!」と思います。
で、結果ですが
「合格」
でした。あーよかった。
ただ、この合格表示もものすごくあっさり表示されるので、うっかり読み飛ばしてしまいそうになります。
なんかもうちょっと文字サイズ大きくするとかしてくれませんかねー。
もっとも「不合格」をデカデカ出されたらそれはそれでへこみそうです。
以上、Cloud Architect認定試験の体験記でした。
これから受ける方のご参考になれば幸いです。
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